草食は増えているのか
現代の若い人は異性に対する興味や関心が低いというようにメディアで言われることが多くあります。また名前をつけて、新しい流行を作ろうと言う流れも多く見られます。
草食系という言葉を今でもよく目にすることがありますが、実際にそのようなことはあるのでしょうかという疑問は持ってしまうものです。
ここまで言葉が浸透していくためにはそれなりの最初のインパクトなどが重要になってきます。草食系という言葉が出てきた時にも、大きく流行し、社会全体に衝撃をもたらしたと言う事もできます。
そこから頻繁に若い人の異性への興味や関心について何かと文句が付けられることが多くなってきました。
若い人からしたら「ほっておいてほしい」という声も出ているようで、若い人ではない人の空回りというように受け取っている人もいるようです。
実際はどうなのか、ということは良くわかりませんが、今の若い人なりの、関係の作り方というのはあることでしょう。それはそれで良いと思います。
年代ごとに関係の作り方というのは違って当然ではないでしょうか。あくまでも話題の一つとして存在しているという程度で理解しておけば良いと思います。
ただ、この草食系という考え方を多くの分野に取り込んでしまうと、さすがに若い人の立場が可愛そうになってしまうこともあります。
仕事でガッツがないと、もっと肉食系になってほしいという言葉がでることもありますが、肉食になったら、それはそれで問題が出てくるような気がします。
出る杭はたたかれるということと大きく関係してくる事もあるのではないでしょうか。
草食系ということを批判するよりも、草食系の長所をより引き伸ばす考えの方が、今の社会には合っているのかもしれません。
ただ、草食系といっても、タイプがあるようで。なかなか一言で何が良いとは言えない部分もあるのも確かです。
若い人に限らず、年配の人でも話題にとらわれずぎずに、物事をしっかり見ていくことが必要なのは確かと言えるでしょう。