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脅威の粘りの秘密がそこに

これ、なんだかわかります?

実はこれ、タンポポの根っこです。

市民農園での畝造りのとき、土を掘り起こすついでに除草としてタンポポの株も掘り起こしたら、こんなに大きな根っこがありました。まるでゴボウのようです。タンポポの葉や根は食べられると聞いたことがあったので、持ち帰って料理してみることにしました。

野草料理というのも、山菜と同じで、たくさん食べたいものではないかもしれませんが、その季節季節で、ちょっと小鉢にあるだけで一つの話題になるような気がします。将来、レストラン・料亭・ホテル系のことを想定したときのレシピの一つとして食べ方を研究してストックしておく価値ありです。

しかし、なんとも太い根っこ。タンポポの生命力の強さを感じます。思い当たることとして、以前、会社勤務していた頃、会社敷地内にタンポポがけっこう生えてしまって除草するのにあまり時間がないので、綿毛になって飛んでいくのだけ防げばいいやと思って、綿毛になる前のあの黄色い花だけムシって、これでこれ以上繁殖しないだろうとタカをくくっていたところ、数日後にはそこにまた黄色い花が咲いていて前よりもさらに旺盛になっていたことがありました。

結局そのときは、あまりの生命力の強さに除草をあきらめてしまったのですが、今回この根っこを見て、その生命力の秘密がわかった気がしました。教訓。ものごとはうわべだけで判断してはいけない。そして、しぶとく生き残るには地下にガッチリと養分を蓄えておくこと。

さて、そんなタンポポの料理。食べてみて有りだなと思ったのが、タンポポの根っこのキンピラ。3日3晩水を換えつつ、さらしまくったおかげで、苦味はほとんどなし。ゴボウと同じような食感。後はごま油で炒めて、だし、みりん、しょうゆを入れて煮て、ごまをちらしただけ。

下は、タンポポの葉っぱとウィンナーのソテー。これは生でそのまま炒めたら食べた後苦味がひどくて失敗作でした。タンポポ料理の極意はとにかく、さらしてさらして、さらしまくって苦味を取り去ること、その一点に尽きる気がします。