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ローカルな食べ物・海外から来た観光客にウケそうなものウケそうにないもの

海外からのお客さんをどのようにもてなすか?どこに連れて行き、何を食べさせ、何をお土産に持たせるか?そんなことを考えたことありますか?

特別な立場にいる人でなければ、一生のうち数度あるかないかという機会だと思う。例えば行政で国際交流を担当している人、交換留学などのホームステイの受け入れ先、ツアーコンダクターや旅行業者さんなどなど。

その中でも、特に食べ物は重要な役割を果たすと思う。宗教、文化、好み、その他もろもろがここに詰まっているといっても過言ではない。文化が異なる人に相手のことを気遣いすぎてもなんだし、かといって考えなさ過ぎるのもトラブルになりかねない。だからとても難しい。でもだからこそ喜んでもらえたときはうれしい。

例えば南信州では「馬刺し」だとか「おたぐりと呼ばれる馬のモツ煮」が割と店で出される。でも、ヨーロッパやアメリカなどで乗馬などをやっている人だと、馬を食べるなんてとんでもないという話になる。

それから「鯉の甘露煮」も割りとポピュラーな料理である。スーパーで普通に売っている。しかし鯉を食べる文化はアジアの人には受け入れられそうなイメージがあるが、欧米の人にはどうだろうか?それから甘露煮というあまーいおかずというのも日本特有のイメージがある。

シンプルに「焼き肉」、「鉄板焼き」というわかりやすいものが、日本初心者のツーリストにはいいのかもしれない。それからあとは新鮮な野菜と果物、これが一番まちがいなく喜ばれそうな気がする。

その一方で、東京や京都といったメジャーな場所ならともかく、山奥のディープゾーンに来たのだから、エキゾチックロンリープラネットにも掲載されていないようなものを食べてみたいという変った観光客も一定数いるかもしれない。

特に長野県、南部はイナゴは当たり前、蜂の子蚕の蛹、さらにはザザ虫なんてものも食べていた地域である。岐阜県出身の私はイナゴ、蜂の子は平気だが、ザザ虫はさすがにどうかと思う。あれは魚のえさだ・・・などと言いつつもワタシがかつてタイに住んでいたときに、アリのたまごを入れたオムレツ(もちろんニワトリの卵がメイン)、カエルのから揚げ、セミのから揚げなどをヤバイヤバイと言いつつもけっこう喜んで食べていたぐらいだから。ゲテモノを出されて喜んでしまう層は多からずといえども一定数はいる。

けっきょくは観光客をセグメントして、それぞれの好みに応じた提供の仕方をするということなのだろう。

それから、お菓子、特にチョコレート菓子やアイスなど安くてクオリティが高いから、ちょっとおもしろそうな菓子を紹介してあげるのも日本のB級グルメとしておもしろいかもしれない。自分が海外に行ったときも日本のお菓子、煙草などがとても重宝した。

そうだ!駄菓子屋に連れてったら喜びそうだ。でも、連れて行く自分が一番はしゃいでしまいそうでコワイ・・・