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刀は抜きながら切ることが出来る

剣やなどは、鞘から抜いてはじめて武器としての役割を持つことが多いです。
鞘に収めている時や、鞘を利用して攻撃する事もできますが、刃物として見るとやはり鞘から抜かれた時に武器になっていると考えます。

日本刀、特に純粋に刀と分類されるものは、抜く時も攻撃の手段にしていくことができます。
今では居合いなどと呼ばれる事も多く、この居合いに大きな魅力を感じている人もいることだと思います。

鞘から抜く時を攻撃の一つにできる武器というのはそう多くはないようで、居合いは日本刀だからこそ威力を持ってくるものと考える事もできます。
(当然達人の領域になってくれば、どんな武器でも居合いのようなことをすることはできるのかもしれませんが・・。)

抜く時を攻撃にしていくには、スピードと攻撃のしやすさが重要になってきます。
刀を腰に差す時、刃が上なのはこれが大きく影響していると言えるでしょう。

腰に差すことで、しっかりと固定することができ、素早い動きをすることもできます。
しかし一方で片手で抜くことは非常に難しくなっています。

居合いは、片手で刀を扱うというように思われてしまうことが多いですが、実は利き手ではない手と体全体の動きが非常に重要になってきます。

これがあることで、鞘から抜くときを攻撃にすることができるようになっています。
刀を抜く時に、腕の力だけでなく、体の動きも加えることでスピードだけでなく威力を増すことにもつながっています。
居合いのスピードの中には、刀を抜くための準備をしておくことも大切になります。

刀の刃がもし、下向きになっていた場合、刀を抜くための準備が1テンポ遅くなってしまうことになります。
とっさに構える時には、刃が上を向いていたほうが握りやすいことになります。
柄を握る時のミスも減らしていくことができるでしょう。

居合いは水平に切る事もできれば、下から切り上げる、上から振り下ろすこともできます。
刃が下に向いている場合、上から振り下ろしながら切るということが極端に難しくなってきます。
そのため刃を上に向けて腰に差すのが一般的になっていると言えます。
ただ、流派などによって考え方が違うことも多いので、上で記したことは考え方の一つと言えるでしょう