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刀は時代が変わると共に形を変えている

現在で一般的な日本刀というと、反りがあり、長さや幅も大きく違うイメージをする人は少ないと思います。

細かく見ていくと違う部分は多くありますが、一般的なイメージとしては大きく変わることはあまりないと言えるでしょう。
しかし時代ごとに見ていくと、刀は大きく形を変えている事もあります。
一般的に知られている太刀と刀なんかはその代表例としてみていくことができるのではないでしょうか。

刀が使われる時代は、時代によって鎧の状態が変わったり、また戦術的な部分も大きく変わったりすることが多いです。そのため当然戦場などで使われる刀もよりその時代の戦い方にあった形になっていくことになります。

反りのないものが一般的だった時代もあります。平安時代などの刀は反りがなく、まっすぐな形になっているものがほとんどであったと言われています。

切るというよりも、突くことを目的として利用されていたこともあり、まっすぐの方が戦術的に適していたと言われています。

刀は時に、その人の権力や、人間性を表すものとして利用される事も多く、機能よりも美に重点を置いた刀などもあります。時代によって刀の優先度というのが変わる事もあり、強さの象徴としての役目が主なものになっていた時代もあります。

刀としての機能がより洗練されてきたのは、そこまで昔ではなく、比較的最近の出来事と言えるでしょう。(最近といっても昔であることに変わりはありませんが・・)

時代が移り変わるにつれて、刀が戦で使われるものから、武術として利用されるようになることも大きく影響してきています。

強さの象徴として作られていた刀とは別の意味で、実践向きではない刀も作られるようになることも多く、現代の美術品としての刀という見方がだんだんと強くなってくることになります。

刀が現代でも残っている理由の一つにはやはり美しさがあることが言えます。ただ、それは現代だけでなく、昔から言われていたことであり、現代ではその側面が強く強調されているだけという事もできます。